1954-05-01 第19回国会 参議院 法務委員会 第28号
ただ抽象的に政府がクーデター云々、或いは陋劣な手段を以つて不信任案を否決したというような言葉をあなたがここでお使いになるから言うのです。 そういうことがあつてはいかん、如何に言論が自由であるといえども、言論の自由においてもおよそ限度があるのであります。我々は他人を罵倒してそれを快しとしないのであります。
ただ抽象的に政府がクーデター云々、或いは陋劣な手段を以つて不信任案を否決したというような言葉をあなたがここでお使いになるから言うのです。 そういうことがあつてはいかん、如何に言論が自由であるといえども、言論の自由においてもおよそ限度があるのであります。我々は他人を罵倒してそれを快しとしないのであります。
○本多市郎君(続) かつて、社会党内閣当時、副総理の地位にあつた西尾末廣君に対し疑獄事件によつて不信任案が上程されたとき、社会党代表の矢尾喜三郎君は何と言つたか。社会党の諸君はよもやこの言葉をお忘れはないことと思うのであります。
ところが今度の参議院の加藤議員の逮捕許諾について、とかくの非難を受けておりますし、従つて不信任案に、さらに一つの理由がプラスされたのであります。従つてこれを遅らすことなく、本日、かねがね改進党の方が主張しておられたように、もうとれ以上は延ばさぬというお説を二、三回承つておる。そのお説からしても、本日ただちにこれを上程していただきたい、こういうことを強く私どもは主張するのであります。
(拍手)従つて、不信任案などとはとんでもない話であります。
私が申し上げたいことは、過ぐる第十五国会において、池田通産大臣はどういう理由によつて不信任案を食らつたかということをよくお考え願いたい。彼は中小企業者が死んだつてかまわぬ、今もそう思つている、こう言つたことでただちに不信任案を食らつたのだけれども、現在大蔵大臣のこの中小企業の金融対策に対する態度というものは、それをうんと上まわつた不謹慎、冷酷無残な態度といわなければならぬ。
(拍手)昨日の議長の処置は、国民待望の予算を成立せしめるために非常な重大な決意をもつてなされた処置であつて、不信任案についていろいろ言つているようだから、あの場合において、若干早目に発言をされたことは当然であると考えます。(拍手)われわれは、今日の国家の重大時局を考えますと、いかにして民主政治を守るかということが最大の眼目でなければなりません。
よつて不信任案は否決されました。(拍手、「成立しない、成立しない」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し) 私は青木委員長と交替いたします。 〔理事西郷吉之助君退席、委員長着席〕
憲法の六十九条によつて不信任案が通過したから、この間の解散が行われたはずなんですが、解散の詔書には、憲法七条によつて解散するというだけで、不信任案の通過によつて国会が解散したという点が明確になつておらない。この点についてもわれわれは緒方副総理から答えていただきたいと思います。
それであるがゆえに、私が聞きたいのは、もしその間にできるとするならば、六十九条によつて、不信任案が出た場合の十日間に何らかの措置をとるということを前提にして、十日間というものを置いてあるのだ、そういうよりほかに、この憲法からは解釈することはできないと私は思いますが、その点を重ねて明確に答弁してもらいたい。
それじや国会議員が内閣を不信任したことは、これはどういうことになるのですか不信任案が仮に可決されました場合、我々は国民の代表であり、衆議院の代議士も代表です、この代表が、選挙から相当期間がたつた、そのうちに最初は自由党の内閣であるからそれを信頼しておつたが、これが自由党の中にその内閣にあきたらないものができたということによつて不信任案が可決された、こういう場合に内閣としては不信任案の可決ということを
従つて不信任案がいつ出されるかは、自由党の私としてはこれはわかりません。従いまして不信任案が出た後の結果、つまりいつ解散するというようなことについても、只今のところ考えておりません。併し任期は来年一月二十二日で衆議院を終るのでありますから、これを中心として法規に基いて解散の手続をとらなければならないということは、これは自明の理であると考えるのであります。
○並木委員 不信任案を提出した農林大臣に対して質問するのはちよつとおかしいのですけれども、残念ながら多数の横車によつて不信任案が否決をされて、純情可憐なる大臣は居すわることになりましたから、万やむを得ず質問をするここといたします。 実はこの国際小麦協定は、非常に重要な協定でありますが、これを受諾するかどうかについて、どうしても農林大臣の所見を伺つておかなければならないことがあるのです。
よつて不信任案は否決されました。 それでは委員長の席を交代いたします。 〔池見委員長代理退席、若林委員長着席〕 —————————————
○中村(寅)委員 それは、小さい案件に対してはなるべくやらないということであつて、不信任案というようなものは重要だから、やらしてください。
こういうものが野党連合をつくつて、不信任案というがごとき結束したる行動をとることができないりで、国会審議権の尊重というがごとき、あたかもまことに一般国民に受けのいいような表題を掲げ、その反面においては、いたずらに政府の攻撃に終始せんとするための党利党略より出でたる本決議案であるということを、われわれはこの壇上より明らかにいたさなければならないのであります。
講和條約をなるべく早く締結したいことは、今日全国民の要望なりと考えますが、これに対して私どもが考慮をいたさなければならないことは、まず政局の安定をはかること、経済の安定を企てること、人心の不安を除くことであることを考えますときに、議会の絶対多数を有し、政策をことごとく実行するところの内閣に向つて不信任案を提出して講和條約の促進を希望するなど、まことにとんでもないお言葉であると申さなければならないのであります
きようも出ておりましたけれども、森農林大臣が野党側のやり玉に上つて不信任案を提出されておるということを私は聞いておるのですが、私は森君をよく知つておりますが、近来の農林大臣の中で最も有望な農林大臣だ。私は偽らないところこう思つている。それが評判が悪くなつたということは、彼が所信を曲げないで実行するからである。もし官僚の連中に迎合すれば、非常に人気のある農林大臣ができるかもしれぬ。
(拍手)われわれは、今この吉田内閣に正面を切つて不信任案をぶつつけて吉田内閣を倒す資格のあるものこそは、これは労働者農民党をおいてほかにないと確信をいたします。
(拍手)先刻植原君の話によると、何だ、四党協定によつて不信任案をお前の方で出せ、そうしたら解散して首をぶつた切ると言つたじやないか。(「やみ取引」と呼ぶ者あり)そうそう、やみ取引だ。それを知らずして、植原悦二郎とも言われる人が、ここで反対演説をするというのは、何たるべらぼうな話だ。
しかるに、この國会議員のお互いが、四党申合せによつて不信任案を出せば解散する、首を出せばちよん切るというような、こんなばかな話があるか。おれは解散がこわい。解散がごわいです。しかし、解散がこわいのは國家のためにこわいのです。國民に福利を享受せしめ、自由の惠沢に浴せしめ、恒久平和を得せしめる、これすなわち、われわれ四百六十六人の務めではないか。
よつて不信任案は可決されました。
これは簡單に聞きのがすことのできない事柄であつて、吉田首相は、しばしば四党協定に從つて不信任案が上程され、それが通過することによつて國会は解散されるものであると確信しておると声明しているのでありますが、これは國会のまつたく関知しないところであります。